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戦前の少年犯罪 [ 管賀江留郎 ]のレビューは!?

年齢不詳さん
たかじんの番組で紹介があって購入しました. 今の社会は結構乱れているって言われてますが,戦前は,もっと乱れていたのだとわかり,ある意味,新しい見識が得られました.

50代 男性さん
昔の少年犯罪は件数、内容とも酷いです。 メディアが言う、様々な仮説は嘘と言うのが分かります。

20代 女性さん
タイトル通り、戦前の少年たちによる凶悪犯罪を紹介した本です。よく「親殺しや通り魔は最近になって多く起きている。昔はこんな事件はなかった。昔はよかった」という人がいますが、昔の日本は今以上に殺伐とした世相で、現代はよほど平和なんだと思いました。戦前の新聞からこんなにたくさんの事件を拾い集めた著者の努力に脱帽。「昔はよかった」というのは今のメディアが作った幻想だということがよく分かる本です。

40代 女性さん
戦前の少年犯罪について書かれてあり、膨大な資料を綿密に調べて書籍にした著者には感服ものだわ。 そして、この本を読んで谷崎潤一郎の小説「細雪」で四女妙子が引き起こした事件が新聞沙汰になるが何故か三女雪子の名前で掲載されたため縁遠くなった話や 「卍」で、園子と園子の夫、そして光子との関係が新聞に掲載され「ウチら、これで終わりやわ!」と言い放った場面等が理解出来る様になったわ。 昔って、教育水準が低かった・・加減を知らなかった人達が多く、今ほど娯楽やメディアが発達していなかった事もあり、感化されやすい人が多かったのもこの本に挙げられるような裕福な未成年を中心とした奇妙な事件が多かった背景だとも思う。 私の明治生まれの祖父も大卒ですし、祖母も女学校卒ですが、戦前の大学生や女学生なんて言ったら、超特権階級ですから。 義務教育以上の学校に行ける事って相当恵まれていた訳。 華族等ではなくとも、生まれ育ちが普通の庶民とは違う分だけ物の見方や考え方も違うので、とんでもない行動に出ることもあるのでしょう。 戦前は、小学校すらまともに行けず、文盲な人も多かったのですが、それでも日本は寺子屋等があった事もあり、世界的に識字率が高かったのです。 更に、話題が少なかったこともあり、細雪や卍に挙げられる様な、個人の痴話喧嘩レベルの些細な事も事件になりがちと言うか、 格差社会から起因する“金持ちへの覗き趣味的な背景”もあったかもしれない。 (ただ、ヤッパリいつの時代も凶悪犯罪ってあるのよね(´・ω・`)) 少年犯罪においては今で言う金持ちDQNの犯罪が多発していたんでしょうけど、 小人閑居して不善をなすって事ね。 戦前の大人の犯罪はまさしく貧しさから起因した物が多かったのも事実。そして、戦後の少年犯罪なんて超凄いわよ。 確か、水上勉の金閣寺に小学生女児が詐欺事件を起こし今で言う数千万ほどだったかな?の金銭を盗んだ話とかが書かれてたと記憶。 昭和3〜40年代までの日本人って格差社会だったこともあり結構DQNなのよね。 P227の大阪の薬仲買商の娘で気が強く派手好きな性格で今でも通用する程のファッションに身を包んだ美貌の女性(19歳)が主導で男性と心中した話等、写真資料を見たかったと思うわ。 当時の新聞資料も併読出来れば尚良かったと思うわよ。 以前、吹上佐太郎・娑婆とか書いたけど、あれ、別の本のレビューを間違えて記載したわ。

40代 男性さん
悲惨な事件の数々に接して、疲れ果てたというのが正直なところです。 でも、いろいろなことにいいかげんだった時代であることを感じました。 昔は、良かったというのは確かに間違いだったかもしれません、しかし、今に生じている問題の本質は何なのか? もう一度改めて考え直さなければいけないと思いました。

30代 女性さん
まだ読み始めたばかりですが、おもしろいです!